やっと会えた 君は誰だい? あぁそういえば 君は僕だ 大嫌いな弱い僕を ずっと前にここで置き去りにしたんだ
虹を作ってた 手を伸ばしたら 消えてった
ブリキのジョウロを ぶら下げて 立ち尽くした昼下がり
名前があったなぁ 白くて背の高い花 
視界のはずれで 忘れられた様に 咲いてた

色褪せて 霞んでく 記憶の中 ただひとつ
思い出せる 忘れられたままの花

いつだったけなぁ 傷を濡らした あの日も
滲んだ景色の中で 滲まずに 揺れてた
いつだったけなぁ 自分にうそをついた日も
正しいリズムで 風と唄う様に 揺れてた

いつの日も ふと 気づけば 僕のすぐそばで
どんな時も 白いまま 揺れてた 誰のため? 何のため?  

生きてく意味を 失くした時
自分の価値を 忘れた時
ほら 見える 揺れる白い花
ただひとつ 思い出せる 折れる事なく揺れる━ーー・・・

コメント